BiND Cloudのトリセツ


2015.2.24

ページ階層を後で変えても構わない?

BiNDクラウドでは、「コーナー」というページ管理の仕組みがある。複数のページを1つのグループにまとめられる機能だが、別にまとめなくてもWEBサイトは作れるため、あまり活用していないという人もいるのではないだろうか。

そもそもBiNDクラウドを始めたばかりの人は、「コーナー」という概念があまりピンとこないかもしれない。コーナーというのは、簡単に言えばパソコンの「フォルダ」と同じものだ。たくさんのファイルをデスクトップに並べていても操作はできるが、きちんとフォルダで分類したほうがわかりやすくなる、それと同じだ。

さて、BiNDクラウドを始めたばかりの頃は、コーナーを使わずに、すべてのページをフラットに作成した人も多いだろう。しかし、しばらく使っているうちにページが増えてきて、コーナーでまとめて整理したくなることもあるのではないだろうか。

さて、BiNDクラウドを始めたばかりの頃は、コーナーを使わずに、すべてのページをフラットに作成した人も多いだろう。しかし、しばらく使っているうちにページが増えてきて、コーナーでまとめて整理したくなることもあるのではないだろうか。

 

上図のような整理をしたくなったとき、これが単に自分のパソコンの中のファイルなら好きに整理ができるが、WEBページの場合は少し面倒だ。BiNDでいう「コーナー」というのは、一般的なWEB用語でいうところの「ディレクトリ」にあたる。そしてそれは各ページのURLと関係しており、「http://xxxxx.jp/コーナー名/ページファイル名.html」というルールでURLが決定する。

つまり、ページを別のコーナーに移動するということは、そのページのURLが変わるということだ。BiNDのサイドパネルでコーナーを作ってページを移動した場合、そのページにリンクしていたボタンなどはリンク切れを起こしてしまうのではないだろうか…。

しかしBiNDクラウドの場合、その心配は一切不要だ。サイドパネルでページの位置を入れ替えれば、BiNDクラウドはそのページへのリンクも自動的に調整してくれる。わざわざリンクボタンの設定を変更するという手間は一切必要ない(なおこれは、ページのファイル名を変更した時も同じだ)。

リンク切れの心配をせずに階層構造をいつでも整理できるというのは非常に心強いが、とはいえ、後からページの移動をするのには、1つ気にしておきたいことがある。それは、ページのURLなどをSNSなどで拡散していた場合、URLが変わってしまうことで「Not Found」になってしまうということだ。

こうした面倒を避けるため、サイトを作る時は将来を見据えて構造を考え、ページ数が膨らみそうなところはあらかじめコーナーで管理するように準備しておいたほうがいいだろう。

【補足】
ページの移動により「Not Found」が出てしまった場合、サイトのトップに転送をかけられると便利だ。エントリーコースでは難しいが、FTP接続でサーバにアクセスできるプロコースやビジネスコースなら、サーバに「.htaccess」というファイルを置くことで対処ができる。
.htaccessファイルの記述方法などはここでは割愛するが、興味のある人は「404 .htaccess リダイレクト」などのキーワードで検索して調べてみよう。

1:先頭に「▼」マークが付いているのがコーナー。このサイトでは、「検証報告」と「実践ノート」はコーナーを作ってまとめている。

2:ページの移動はドラッグ&ドラッグでできる。細かなリンクの修正などは一切不要だ。

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