2015.12.28
アップデートしたBiNDクラウドの実用性をチェック!
これまでのBiNDクラウドは、「HTMLコードなどの知識がなくてもWEBサイトを制作できる」という点が魅力だった。WEB制作のハードルを下げ、WEBサイトを気軽に作れる長所がある一方、WEB制作の知識がある人にとっては、BiNDクラウドを使わずにテキストベースでHTMLコードを記述したほうが軽快に制作できるという面も否定できなかった。しかし2015年11月に登場した大幅アップデートによって、BiNDクラウドはWEB制作の知識がある人でも使いたいと思うようなツールへと変貌を遂げた。
その理由は、レスポンシブデザインに対応したことだけではない。まず、プログラムの基本構造を一新したことで挙動が素早くなり、より快適に制作できるようになった。さらに、WEBサイト全体の見た目をガラリと変えるCSSの一括設定機能などをはじめ、WEBサイト制作を効率化させる機能も強化されている。そのうえ、使用可能なWEBフォントの拡充やグーグル・マップのデザインカスタマイズなど、イマドキのWEBデザインで注目されている技術にもしっかりと対応した。
中でもパフォーマンスの向上は大きな魅力だ。WEBサイトを一から作り始めるときはもちろん、日々のちょっとした更新でもこの軽快さはありがたい。プロ向けのWEB制作ソフトを起動するより、WEBブラウザからログインして作業できるBiNDクラウドのほうが手っ取り早いと感じる場面は多いだろう。
複雑な動きを取り入れたWEBサイトやデータベースシステムなどと連携したWEBサイトを作るなら話は別だが、ごく一般的なWEBサイトを作るのであれば、バージョンアップしたBiNDクラウドはプロ・アマ問わず、多くの人にとっての最適解といっていいだろう。