BiND Cloudのトリセツ


2015.11.30

BiNDクラウドも説明文(description)は個別につけよう

BiNDクラウドの[コーナー設定]または[ページ設定]の画面には「説明文」という欄がある。ここに記載した説明文は、一般的に「description」と呼ばれる情報として反映されるが、このdescriptionは、検索からのアクセス誘導を考えた時に非常に重要な要素だ。



descriptionは、Googleなどの検索エンジンで検索した時、検索結果に出てくるページの説明文として表示される。訪問者はこの説明文を読んで、「そのページが自分の探していたページかどうか」を判断するというわけだ(ただし、GoogleのWeb検索でdescription以外のテキストが説明文に入ってくることもたまにある)。

ページデザインに反映される要素ではないのでついおろそかになりがちだが、説明文の良し悪しがアクセスに影響されるためしっかりと記載しておこう。

BiNDクラウドの場合、説明文は「コーナーごと」にも「ページごと」にも記載できる。コーナー設定の[説明文]部分に記入して「これより下位のページで次の設定を使用する」にチェックを入れておけば、自動で同じdescriptionを入れてくれる。制作の手間が省けるのはいいが、検索からのアクセスを意識するなら、やはり説明文はページごと別なものを記載したほうがいい。

例えば、ある喫茶店のWebサイトを運営しているとして、トップページには「〇〇市にある喫茶店」とか「自家焙煎のコーヒー豆を使用」といった説明をdescriptionに記載しているとしよう。自家焙煎の本格的な喫茶店を探している人への説明としてはいいが、みんながその目的で喫茶店を探しているとは限らない。「〇〇市 朝食」というキーワードで、モーニングサービスを提供している喫茶店を探している人もいるだろう。

そんな時、せっかくモーニングサービスメニューの説明ページを作っていたとしても、descriptionがトップページと同じだと「〇〇市 朝食」というキーワードで探していた人は訪問してくれないかもしれない。せっかく検索結果に出てきたとしても、「自分には関係のないページ」と判断してクリックしてくれない可能性があるのだ。

個別にdescriptionを書く重要性がおわかりいただけただろうか。

実際、たくさんのページがあると、それぞれにdescriptionを書くのは骨の折れる作業だ。そういう時は、「About us」など、自分のサイト内で重要だと考えられるページから個別に書き始めていけばいい。

なお、BiNDクラウドならではの注意点として、「説明文」と「キーワード」はまとめて管理されるという点がある。「descriptionは個別に書くけれどkeywordは他のページと同じでいい」という方法が取れないのだ。

もし、キーワードは同じでdescriptionだけ変えたい場合、ページ設定内の[キーワード]欄は空白にせず、上位のコーナー設定に記載したキーワードをそのままコピー&ペーストしよう。

もちろん、検索からのアクセスを考えると、キーワード欄もページごと個別に設定したほうがいい。「検索からのアクセスを増やしたい」と思っている人は、一度descriptionとkeywordを見直してみよう。



 

BiNDクラウドでは、[コーナー設定]と[ページ設定]の2カ所でdescriptionを設定できる。「これより下位のページで次の設定を使用する」にチェックが入っていれば、自動で同じものが適用されるが、できればページごとに別のものを記載したい。

個別に設定するには、[ページ設定]の[このページでは次の設定を使用する]にチェックを入れ、説明文とキーワードを記載しよう。この時、キーワード欄も忘れずに項目を入れよう。空白にしてもコーナー設定の内容が反映されるということはなく、ページのキーワード情報がない状態で公開されてしまう。

このページを共有する