BiND Cloudのトリセツ


2014.9.11

BiNDクラウドのプロコースは、細かなビジネスニーズに応えられるか

BiNDクラウドは、クラウドベースのWEB作成サービスとしては機能が豊富で、対象になるユーザ範囲が広い。一般的にオンラインベースのWEB作成サービスは、WEBサーバのホスティング専門サービスに比べればサーバ側の機能が物足りないことが多く、単にFTPサーバだけ契約できればよいという中・上級ユーザにとってはその点が足かせになってしまう。ところが、BiNDクラウドのプロ版はサーバの機能も充実しており、すでにサーバをレンタルしてWEBサイトを運営している人でも、十分に契約の移行を検討できるレベルにあるといえるだろう。

プロ版ならではの機能を上げると、独自URLを使ったサイト運営、FTPアクセスやワードプレスの自動インストール機能、ベーシック認証によるディレクトリのパスワード設定など、基本的なサーバ機能が揃っている。さらにフェイスブックページの作成機能、HTMLメールの作成・配信など、メリットの高い最新サービスが利用できる。ものづくりが好きな企業、WEB上でマルチな展開を図りたい事業者であれば、プロコースの月額費用も十分検討に値する。

唯一心配なのは、WEBサーバの総容量が意外と少ないことだ(プロコースは5GBまで)。1サイトならまったく問題ないが、多数のサイトを運用していくうえで注意したい。


 

プロ・ビジネスコースでは、FTPでのサーバアクセスが可能だ。FTPを使ってジャバスクリプトなどをアップロードし、自分のWEBサイトに実装することもできる。

プロ・ビジネスコースで使える「Benchmark Email」は、マーケティングに役立つHTMLメール作成サービスだ。開封率などもチェックできる。単体契約だと1200円以上するのでお値打ちといえる。

BiNDクラウドでは、魅力的なフェイスブックページのデザインもサポートする。しかも、プロ・ビジネスコースなら作成できるページ数も無制限になる。

ワードプレスと連携したブログデザインもできるようになっている。BiNDクラウドのサービスなら、ワードプレスシステムのインストールからサポート(1ブログまで)。ブログ運営が初めてでも安心だ。

WEBサイト運営では、ビジュアル素材に頭を悩ませることが多い。しかしBiNDクラウドには、ゲッティ・イメージズと提携した写真素材ダウンロードサービス「materials」があり、プロ・ビジネスユーザは毎月一定ポイント分の素材をダウンロードできる。

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