BiND Cloudのトリセツ


2014.7.29

そもそもBiNDクラウドとはどのようなツールなのか

WEB上で自分の作品を発表したい、ショップやサークルをPRしたい…。こうした思いを形にするにはWEBサイトを開設するのが一番だ。しかし、そうは思っていてもパッケージソフトにはなかなか手が出ず、手軽に更新できるブログサービスやフェイスブックに頼っている人は多いはずだ。とはいえ、これらのサービスは、手軽にできる一方でレイアウトやデザインの自由度が低いのがネックだった。

今年7月に始まった「BiNDクラウド(BiND Cloud)」は、このジレンマを解消してくれるサービスだ。パッケージソフトを購入することなく、WEBブラウザから登録するだけでそのままWEB上で思いどおりのWEBサイトを作成できる。

もちろん、クラウドベースのWEBサイト作成サービスは以前からいくつか存在している。しかしこのサービスのすごいところは、従来のものに比べ表現の自由度が高く、そのうえHTMLやCSSなどのコードを編集しなくてもカスタマイズできる点だ。実はこのサービスは、パッケージ版WEBサイト作成ソフトとして定評のある「BiND・フォー・ウェブライフ(BiND for WebLiFE*)」を販売するデジタルステージが提供している。長年パッケージソフトで培ったノウハウをクラウドベースで実現させているのだ。

WEB制作ツールがクラウド化するメリットは、単にパッケージを買わなくても使えるというだけではない。例えば、アップデータの適用を気にすることなく常に最新のシステムを使えるというものメリットだし、WEBブラウザがある環境ならどこからでも編集・更新できるというのもありがたい。また、公開用のレンタルサーバを別途契約しなくていいというものメリットの1つだろう。

現在、BiNDクラウドはベータ版として提供を開始しており、誰でも登録が可能だ。登録できるのは初年度無料のエントリーコースのみだが、この夏中にプロコースやビジネスコースなども用意されるという(2014.09.02追記:8月19日よりプロ・ビジネスコースがスタート。機能の違いについてまとめた記事はこちら)。


BiND Cloud公式サイト





パッケージ版ゆずりの高品質テンプレート



BiNDクラウドでは最初にテンプレートを選んでサイト作りを始める。パッケージ版BiNDでは収録テンプレートの完成度の高さが注目されてきたが、そのクオリティはBiNDクラウドにも引き継がれている。8月にスタートするプロコースでは、実に200点のテンプレートが順次搭載されていくようだ。

テンプレートのレイアウト変更もOK

BiNDクラウドでのページ構造のイメージ図。ページがいくつかのエリアに分かれているため、エリアの並び方を変更したり、各エリアのカスタマイズも自由に行える。

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