BiND Cloudのトリセツ


2014.7.29

今やWEBフォントは、サイトのブランディングに欠かせない!

今見ているこの文章は、どんな書体で表示されているだろうか? しっかりと明朝体で表示されていれば、BiNDクラウドの「WEBフォント」機能が効いているということだ。
WEBフォントというのは、WEBサイト上の文字を指定したフォントで表示されることができる技術のこと。これまでWEBサイトのフォントは見る側の環境に左右されてしまったが、WEBフォントの技術を使えば、訪問者のマシンにフォントが入っていなくても、制作側が指定したフォントで文字を表示できる。

[WEBフォントのメリット]
・さまざまなフォントを選んで、自分のWEBサイトの文字に適用できる
・訪問者のマシンにそのフォントが入っていなくても、制作者の指定したフォントで表示できる
・制作者のマシンにそのフォントが入っていなくても、指定することは可能


WEBフォントのメリットを箇条書きすると上記のようになるが、実際、Webフォントの恩恵はかなり大きい。ほとんどの場合、文字要素というのはWEBサイトの中でかなりの割合を占めるはずで、その文字をどう演出するかはWEBサイト全体の印象を左右する大きなポイントになる。フォントは、WEBサイトのブランディングという点でとても重要なものなのだ。

BiNDクラウドでは、そんなWEBフォントを気軽に自分のWEBサイトで利用できる。通常だと日本語のWEBフォントを使うにはフォントメーカーとの有料契約が必要なのだが、BiNDクラウドでWEBサイトを作るだけで、WEBフォントを利用できるようになるというのはうれしい。なお、初年度無料のエントリーコースでは、デジタルステージが厳選した基本7書体の中から選ぶことができ、まもなく公開になるプロコースでは316書体も選べるようになる。

エントリーコースで選べる7書体は、明朝系が2書体、ゴシック系が3書体、装飾書体が2書体。明朝・ゴシック系はベーシックな字形の書体だが、通常ウィンドウズなどで表示されるMS明朝/MS P明朝やMSゴシック/MS Pゴシックとは印象が大きく異なる。人によって好みもあるので一概にはいえないが、BiND Cloudで使える明朝系フォント「マティス Pro」はMS明朝などよりもエレガントですっきりとした印象を持つはずだ。「L(light)」と「M(Midium)」の2つの太さが用意されているのもありがたい。

一方、ゴシック系は3書体のバリエーションがあるが、欲を言えば標準的な太さの「ロダン Pro M」や細身の「ロダンPro L」も基本7書体に入れてほしかった。現状、BiNDクラウドでゴシック系中心のWEBサイトを作りたい時は、本文などはWEBフォントを指定せずOS標準のフォントで表示、強調したい文章や見出しなどを「ロダン Pro DB」や「ロダン カトレア Pro DB」などで指定するといいだろう。

ウェブフォントパネルウェブフォントパネル

エントリーコースで指定できるWEBフォント7書体。ゴシック系の「ロダンひまわり Pro M」は、手書き文字の風合いが表現できるフォントだ。

ウェブフォントボタンウェブフォントボタン

BiNDクラウドでWEBフォントを指定するのはごく簡単だ。編集画面左下の[ウェブフォント]ボタンから「本文」や「小見出し」などのスタイルを選んでから、割り当てるフォントを指定すればいい。


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