BiND Cloudのトリセツ


2015.1.14

BiNDクラウドでInstagramを公開するメリットと課題

BiNDクラウドは、2014年末に行われたサービスアップデートにより、Instagramとの連携機能が搭載された。この機能を使えば、自分がInstagramに投稿した写真をBiNDクラウドサイト上に掲載できるようになる。

サイトへの追加操作は極めて簡単だ。ブロックエディタ上で[ソーシャル系パーツ]→[Instagram]を選べば、あとはダイアログに従ってアカウントを設定し、パーツのスタイルを選ぶだけでいい。スタイルのバリエーションもいくつかあるので好きなものを選べるのもうれしい。下のギャラリーはその1例だが、ほかにも本サイトのトップページにいくつかサンプルを置いたのでご参照いただきたい。




このInstagramギャラリーパーツをWebサイトに掲載することは、使い方次第で複数のメリットを生み出せる。いくつか箇条書きで上げていこう。


1.ギャラリーの更新がスマホだけでできる

これが最大のメリットだろう。スマホのInstagramアプリを起動して写真をアップロードするだけで、その内容がすぐにWebサイトにも反映される。そしてこの魅力は個人サイトだけでなく、店舗や企業サイトでもメリットになりうる。例えば、飲食店やショップなら、おすすめ商品をInstagramで撮影し、コメントを添えて投稿していってはどうだろうか。トップページなどにInstagramギャラリーを設置しておけば、訪れた多くの人が興味を持ってくれるはずだ。


2.Instagram経由での集客が望める

Instagramを使っていると、自分のアカウントをフォローしてくれる人が現れる。興味深い写真を投稿していけば、Instagram上でその写真を見た人が、Webサイトに訪問してくれる可能性もある。もちろんそのためには、Instagramのプロフィール欄にしっかりとWebサイトのURLを記載しておこう。


3.写真がツイッターやフェイスブックで拡散される可能性がある

BiNDクラウドのInstagramギャラリーは、写真1枚ずつにツイッター・フェイスブックの共有ボタンが付いている。Webサイトに訪れた人が写真を共有することで、ソーシャルに拡散して集客が望める可能性もある。


4.動画コンテンツを驚くほど簡単に掲載できる

Instagramは、写真だけでなく動画も撮影できる。YouTubeなどに動画を投稿してそれを自分のサイトに掲載するという方法に比べ、撮影→自身のWebサイトへの掲載までが圧倒的に簡単な手順でできる(厳密にいえば、自分のサイトに掲載されるのはサムネイルで、クリックするとInstagramサイトに移動する)。投稿できるのは最長15秒までという制約があるが、その制限が逆に見る側にとっての手軽さにつながるだろう。



ざっくりと魅力を挙げたが、一方で、Instagramの利用には課題もある。個人の場合はともかく、店舗や企業がInstagramを活用するには、個人とは別にアカウントを作成する必要があるということだ。もちろん、アカウントの作成自体はそれほど面倒なことではない。問題は、スマホのInstagramアプリは、マルチアカウントに対応していないということだ。Web担当者が写真を投稿するためには、個人のInstagramアカウントからいったんサインアウトし、企業アカウントでサインインしなおす必要がある。サインイン・サインアウトを繰り返すたびにパスワードの入力をしなければならず、なかなか面倒だ。

なお、マルチアカウントに対応したInstagramアプリは存在するが、閲覧中心のアプリで写真の投稿は不可能。投稿するには公式アプリを使うしかない。

この課題はいまのところ解消しようがないが、それでもInstagramを活用することで生まれるメリットはある。興味のある人はぜひ試してみよう。

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